ふたりたち / 南 阿沙美
¥2,200 税込
SOLD OUT
別途送料がかかります。送料を確認する
¥10,000以上のご注文で国内送料が無料になります。
写真家・南 阿沙美さんによる、はじめてのエッセイ集「ふたりたち」。
友人、夫婦、仕事仲間、親子、人と犬……12通りの「ふたり」の気配を、写真と文章で描き出す。一番小さくて、一番大きな物語です。
南さんの作品集は、「島根のOL」を拝見したことがあって、ナチュラルな表情がとても素敵で被写体との関係性を気付くのがとてもお上手だなと思っていました。
文章を読むのは初めてでしたが、南さんの素直さが言葉にもそのまま現れていて、(あぁ、あの写真を撮る人の文章だ。)と妙に納得したのでした。
わたしが好きだったのが、音楽ユニットを組むご夫婦「いたむらさんと酒井さん」と、ホームレス支援の活動で出会った「上田さんとTさん」。
それぞれのふたりの時間に流れる「ささやかさ」にとっても癒されました。
あまりに素敵な“ふたり”ばかり出てくるので(わたしはこんなに素敵な関係を誰かと築けるのかしら….)と不安になりそうなところ、南さんはこう語りかけてくれます。
自分はひとりだなあ、という人が、さみしくならないような本を作りたかった。
それは、私のためでもあった。
私もひとり。この本に出てきた人もみんなひとりずつ。
誰かとふたりになった時に、またおもしろい自分に出会えるように。
私は、そんなふたりをひとり自分の位置から眺めて、写真を撮って、思い出す。
(本書「あとがき」より)
南さんと作品を読む・みる私たちでもう関係がはじまっています。
そのことに気づくととても温かく優しい気持ちになるのです。
疲れた時、なんとなく寂しい時、何度でも読みたい1冊です。
-
送料・配送方法について
-
お支払い方法について
¥2,200 税込
SOLD OUT