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四月 / あのねはるお
¥2,530
うれしいこと ちぎったかみの かわいいこと ころがって とまって たのしい いきていること 高校生のときに病を患い、病室で過ごすうちに絵を描くようになったあのねはるおさん。純朴な想いと切実な願いが込められた、震えるようなボールペンの描線が、日々の小さな物語を描き出しています。窓から見える季節の移り変わり、ささやかな嬉しさ、ひとりの寂しさ、病の不安。はじまりの予感に満ちた季節の、切なく優しい作品集。
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【予約受付中!】無用的芸術 フクモ陶器 / 福本歩フクモトアユミ(著/文)
¥3,080
インチキめいて不可思議な魅力たっぷりな オリジナル陶器を生み出し続けるフクモ陶器さんの本がついに 大福書林さんより刊行されます! (フクモ陶器さんについて https://www.fukumotouki.com/blank-8) 玉手箱から煙が漏れ出す 茶碗が人形を運んで走る 皿から幽体離脱 壺が手招きしてくる どこまでも使えない、人を食った陶器たちの全貌が明らかに! 本書に登場する陶器は、あたかも普通の陶器のように見えるだろう。 繊細な絵付け、高度な技術や色づかいは名高い産地のものを彷彿とさせ、複雑な装飾は美しい…… が、邪魔なことこの上ない。つまるところどれもまったく実用に適さないのである。 にもかかわらず、フクモ陶器は我々の心をとらえて離さない。 特別附録「袋とじ秘仏」
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さんぽでポルカ / 椿三四郎
¥1,500
イラストレーター椿三四郎がつくるロックンロール絵本第一弾「さんぽでポルカ」さんぽおじさんがペットの愛犬と不思議な世界に迷い込んだ! ぽん♪ぽん♪ぽん♪ぽん♪不思議なリズムに乗ってさんぽしまくれ!さんぽ!さんぽ!さんぽおじさんと愛犬は一体どうなってしまうのか!?奇想天外ハチャメチャ絵本が完成です。目でみて楽しい、読んで音でも楽しめます。プレゼントにもどうぞ!
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モチベーション / 蟹の親子
¥1,760
文筆家・蟹の親子の日記集vol.6。シンガポール、イギリス、台灣の旅行記を含む、2023年12月31日から2024年12月31日までの一年間の日記を収録しています。 一生に一度あるかどうかの特別な時間の重なりも、いつかは忘れ、記憶からこぼれ落ちて行きますが、なぜ不完全であったとしても日々の記録を続けるのか、自身のモチベーションを探る一冊。 昨日、椅子や机を出していたのは、やはりお葬式の準備だった。参列者が集まっていた。故人の写真の縁には、白いお花の飾りがついていた。写真の下に「××××〜2024」と書いてある。年が変わって早々に亡くなったことが分かった。 部屋に戻ってシャワーを浴び、ほとんど寝落ちするように、眠った。」 (「シンガポール旅行記」) 「十一時前に発車した高鐵はアヒル小屋やコスモスの咲く小さな庭が見える景色の中を猛スピードで走り、十三時前に次の拠点、南港駅に着いた。 車内では日記を整えて過ごしていた。相変わらず、こんなに大変ならもう日記を書かなくてもいいんじゃないかと、やめたくなる瞬間が訪れる。 けれどその波が過ぎると、この期間に感じたメランコリーな気分を乗りこなし、ただの記録だったものを記憶に結びつけ、そしてこれから胸を張って、あらゆることを忘れてもいい、と思えるようになる。」(「台灣旅行記(前編)」)
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整体対話読本 こどもと整体
¥2,198
ロングセラーとなっている『ある』『お金の話』に続く「整体対話読本」シリーズの第三弾。 かつて「みんなこどもだったこと」を”みんな”忘れがち、そして本書の巻末に掲載されている児童憲章にある 「児童は、社会の一員として重んぜられる」ということをもうこの国ではほとんど忘れられています。 子育て支援活動をライフワークとして続けてきた、整体指導者・川﨑智子と保育士らによる、こどもにまつわる対話集。 赤ちゃんからイヤイヤ期、こどもの終わりと思春期まで、こどもの発育過程と子育てを、 整体の観察技術でやわらかくひもといてゆきます。こどもたちへ、またかつてこどもだった大人たちへおくる一冊です。 刊行されたのが2023年なんですが、わたしはしばらくこの本を手に取らずにいました。 恥ずかしながら、タイトルで決めつけてしまってたんですね。子育てをしていないから、いまの自分は興味が持てないかもしれないと。 それでも取り扱うことを選んだのは、年末年始に子育てをする2人の友人と過ごした時間があったからだと思います。 短い時間だったけど、子育てのイメージがすこし変わったというか、 「やってないからわからない」とか「他人の子だから」とかそういうことじゃないよなと。 そんな時に、整体読本シリーズを完読されたお客さんから「こどもと整体」もいいよとおすすめされたのでした。 「はじめに」のなかで川崎さんは「これまで、無言であったこどもたちすべての声の中から、 素直な言葉として、お読みになる方の希望になりますように」と綴ってあって、子育てというシチュエーションだけでなく 「こどもがいる世界にいるわたし」に向けられているものだと頭の中の「こども」という単語が自由になった感覚がありました。 おとな同士でも知っている言葉、使っている言葉が違って、関係がうまく築けなかったりギクシャクしたりすることってありますよね。 むしろ言葉が使えるからこそ、「なんでわからないんだ」とか思ってしまって相手との違いに目を向けたり、相手の立場に立つことをしなかったり。 対等な立場で話をする、言葉を使わずともコミュニケーションをとるということに「こども」「おとな」の違いはなく、 今、身につけたい術がたくさん詰まっています。
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整体対話読本 お金の話
¥2,198
芸術活動に従事する女性たちと、整体指導者・川﨑智子さんのお金にまつわる対話の記録です。「お金ってそもそも何だろう?」「お金への不安はどこから?」普段は人前で話すことを避けがちなお金の様々な悩みや疑問を、〈芸術 ≒ 整体〉というフラットな視点から見つめます。意識が変わればそれはやがて行動へとつながっていく。心身ともにお金の価値観をときほぐす、全く新しいお金の本です。 わたしがとても頷いたのは「食べるために働いたら食べるために使う」こと、「まずつかんでるものをゆっくり手から離して手を空けとく」という言葉。整体には貯蓄の考え方がないとか。動かし続けること、空っぽでい続けることがお金のあるべき姿、自らの健康や生活の営みに作用していくのかもしれません。 川崎さんの言っていることはわかるんだけど、整体の視点だからかどう自然に体を動かせるようになるのかうまくイメージがわかないなと思うところがちらほら。そして実践するかどうか。これが本当に難しいんですよね。作中で参加者の皆さんが会を重ねるごとに思考が柔らかくなっていったように、わたしたちも繰り返し繰り返し、本を開いて、読んで、選んで、そして実践していく必要があるのだと思います。
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整体対話読本 ある / 話し手:川崎智子、聞き手:鶴崎いづみ
¥2,198
整体の祖といわれる野口整体の指導者である川﨑智子さんが鶴崎いづみさんに呼びかけて始まった、3年に渡り交わされたからだに関する対話を記録した1冊。 会話文なので読みやすく、整体の入門書としてもおすすめです。 話題は、からだを中心にしながら、仕事、子育て、愛、食べること、死についてまで。生きることのすべてに通じた興味津々のテーマがいっぱいです◎ わたしが特におもしろかったのは「つくる人」のお話。川﨑さんの「そうありたいよりも、そうなりたくないものの方はどんどんやめてくっていうのが一つ、楽になる方法だと思います。煮詰まることがないように、体の負担にならないように。」という言葉がじわりと温かくひびきました。ついつい、「やりたいこと」の方ばかりおいかけ何も浮かばないと焦ったりして。そんな時にまさに目から鱗の言葉でした。言葉の意味や、いまの自分の考えに当てはめたりしていると、身体が柔らかくなるような?血の巡りがよくなるような?不思議なかんじ。思考することが一種の整体なのでしょうか。
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うしろめたさの人類学/松村圭一郎
¥1,870
2017年刊行後、第72回の毎日出版文化賞の特別賞が送られた名著です◎ 断絶した世界が、「つながり」を取り戻す。その可能性を、エチオピアのフィールドワークを経験した著者が人類学的視点で考察し「構築人類学」という新たな学問手法で追求した1冊です。 そもそも自分たちのいる国家とは、経済とは、市場とは、社会とは、そしてその隙間にはびこる人間関係とは? こうした問いを立てながら社会を変えるための「ズレ」や「スキマ」を発見する手立てを模索します。 商品と贈与の違いという視点から、「個人」と「国家」、「国家」と「市場」のつながりへと章立てが広がっていく。時折、松村さんのエチオピアでの実体験が混ぜ込んであるので親近感が芽生えて読みやすいです。読み進めていくうちに凝り固まった思考をどんどん解かれていくような心地よさがあります。
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ピーナッツと6人、どっちが好きなの / 宮川知宙
¥2,200
まず帯からいいですよね。『わからないようでわかる「読む夢」の本』なんだそれ〜〜〜好奇心がわきたちます。 そうそう、最近のわたしは人類学とか社会学系の本に目が留まりがちで、言葉の音や余韻を楽しめてなかったなぁとこの本を読み始めて気づきました。 読書って知識を得たり、考えを深める時間になったりも大事ですが、脳みそを考え事から引き離す、まぁ現実逃避なんですが(笑)そういう力もあるなと実感。で、時にそれはとっても良い癒し、またリフレッシュになりますね。 感覚のワークショップを聞いた後だからか、余計に言葉が自由に入ってきて、意味なんて考えずにゆらゆら漂わせるように読んでいたら、リアルに情景が浮かぶ文が出てきたり。 不思議なおもしろさがあります◎◎ 時々ふわっと浮かぶ挿絵も素敵!
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自由なタイ料理 ガパオ / 下関崇子、ワダヨシ
¥880
ferment booksのワダヨシとタイ料理家の下関崇子のガパオとその食文化を巡る対論をベースに 、さまざまに進化するガパオ・バリエーション50種以上を写真入りで掲載。 タイと日本のガパオの違い、代用食材の変遷、ガパオにおけるミニマルエッセンスなど、少ないページ数に濃密な内容を詰め込んだ、渾身のZINE。 ガパオってこんなに豊かな料理だったんだ!読んだその日に冷蔵庫にある食材で作ってみたくなる1冊です。
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言いたいことが言えない人の政治学 / 岡田憲治
¥1,980
「いろいろな人間がいるこの世界で心の異音が大きくなった時、「言う/言えない」の二つに一つの選択肢しかないということはやはりないのだ、ということです。「言う」と「言わない」の間には、広大なエリアがある……そのことをみなさんは知らない、いや「忘れている」のです」(本書より) 家庭でも職場でも地域社会でも、ふつうに生活しているだけで、私たちは他者との不和やトラブルに悩まされます。言いたいことは溜まるけど、そうそう言えないのが大人の世界……。 主張や発言ができないのなら、黙って我慢するしかないのか。そんなわけない、と政治学者の 岡田さんは断じます。 ほどよく交渉したり、提案したり、説得したり……ふだんづかいの対話術を、政治学の知恵をつかって考えていきます。 個人・集団・社会にたいして、自分の思いを届ける技法とマインドをユーモアたっぷりに惜しみなく提案する1冊です。 言いたいことはぐっと飲み込むかガツンと言ってやるかではない。この2極に分かれないということを意識するだけでかなり気持ちが楽になるんじゃないかと思いました◎ 何が課題なのか、何を解決したいのかクリアにすることで、どこまで言うのか、方法はどうしたら良いのかが見えてくる。言える、言えない関わらず身につけたい思考法です。 あまりの情報の波、そして発言の波に押されて、「わたしはここまで言うことがないなぁ」と飲み込むこともあったのですが、その言葉も掬い上げて良いのかもしれない。そんな希望が湧いてきます!
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時間はすべて僕のもの / 日進月歩soon
¥550
日進月歩soon (instagram:@soon_zine )さんによる映画、音楽についての雑記をすべて手書きでまとめた1冊!能動的に過ごすのだ!
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「やっぱり猫が好き」を考える休日/日進月歩soon
¥660
日進月歩soon (instagram:@soon_zine )さんの『「やっぱり猫が好き」を考える休日』 1988年から91年まで放送されていた三谷幸喜脚本のホームドラマ「やっぱり猫が好き」。わたしも大大大好きで、何度DVDBOXを買おうか迷ったことか....(結局まだ買えていません) そんな中、出会ったぽすーんさんのZINE!ドラマを見ての感想と劇中で気になった3姉妹の様子を文章とイラストで記録しています。 現在進行形で放映しているドラマなら、「きのうのアレ見た?」で会話が始められますが、昔のドラマだとそうはいきません。でもこのZINEのお取り扱いが始まったおかげで、「懐かし〜!」とか「大好きでした!」ってシームレスにお話が始まって!これぞZINEコミュニケーション!最高ですよね! 特典✴︎キャラクターのイラスト栞(ランダムになりますのでご了承くださいませ※)
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NEUTRAL COLORS /しげこのみそ
¥1,320
NCが編集、印刷、製本までを手掛けた“Miso Zine”。著者は、NEUTRAL COLORS第4号でオリジナル和紙を製作してくれた〈ワラビーランド〉の料理&生き方担当の「しげこさん」。彼女がつくる味噌と味噌を使った家庭料理は、普通を超えて何とも形容しがたい美味さ。表現できないから紙に刷ってみたというZineで、しげこさんの宇宙的な魅力をリソグラフで刷り込んだ。 誌面は表裏どちらからでも読める装丁。味噌づくりの手順やしげこさんのごはんレシピ、しげこさんが時空を旅する不思議なエッセイ(文章はしげこさんの味噌の魅力に取り憑かれたライター、田中菜月さん)……と盛りだくさんの内容。表紙には千田崇統さんの手漉き和紙が巻かれたマジカルな仕様。 (版元サイトより引用)
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NEUTRAL COLORS / How to Book in Japan
¥1,980
『How to Book』は、NYのSmall Editionsが製作した、本をつくりはじめる人に向けての指南書。本書『How to Book in Japan』は、『How to Book in Berlin』に次ぐ世界3冊目としてNCが製作した。NY版の精神を引き継ぎ、各地で出版活動をする20のパブリッシャー、書店、アーティストの声で構成されている。NY版を下地にしながら、想定する制作物はより広がっている。アートブック、作品集はもちろんのこと、それにかぎらずともあなたが 世に「本」を出したいと決心したときに道標となることを目指した。 工夫やアイデアで、大量生産でもごく少部数でもない、他の人が手にとることのできる、広がる余地のある「一冊」になる。本当につくりたい人が諦める必要がないように、導き、励まし、ヒントを与える有用なツールになることを願っている。コントリビューターの活動のスタイルはさまざま。それは、なにを本にするか、なんのために本にするか、それぞれの信念があるからだ。さらなる一冊をつくるとき、あなたも自分の本のためのやり方を、自分なりに見つける必要がでてくる。その模索のときにも、この本がもう一度道標になるように。 (版元サイトより引用)
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NEUTRAL COLORS別冊/ほんとの本の話をしよう
¥3,850
SOLD OUT
NEUTRAL COLORSの別冊的な立ち位置の雑誌で、書店、デザイナー、リソスタジオ、出版社……24人の方々へのインタビューをまとめたもの。なぜ本をつくるのか、なぜ売るのか、ほんとの本の話をしよう、と題して、通常のインタビューではカットされるような本づくりの本音に迫ります。 綺麗に装飾された文字列ではなく、深夜に書きつける手書き文字のようなraw data、それはメッセージ。名古屋の書店ON READINGギャラリーで、11日間の滞在制作で編まれました。 本づくりのいま、そしてリアルがここにあります。
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NEUTRAL COLORS 5 / 加藤直徳
¥2,970
【雑誌NEUTRAL COLORSの第5号が 1年3ヵ月ぶりに発売!】 特集は「言語」本誌は60歳を過ぎて韓国語を学びに単身移住を果たした著者の父親との物語からはじまります。点字の自作、手話言語タイポグラフィ、オノマトペ、インド言語座談会、動物言語、身体性と言語など、「言語のふしぎ」を探究する盛り沢山の内容。言語の伝わらなさを認め、 どうやったら伝えることができるのかを雑誌全体で考えていきます。ジャーナリズム剥き出しの1冊、ぜひご覧ください。初回特典として、オリジナル手刷りトートバッグ付。
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NEUTRAL COLORS 2 / 加藤直徳
¥2,750
特集: 子どもが初めて学校に 編集者が娘の小学校入学のタイミングで浮かんだ「学校とはなにか?」という根源的な疑問から、数十年ぶりに編集者自身が小学校の恩師を訪ねる。さまざまな人物から超個人的な内容で問う、学校ってなんだろう?
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NEUTRAL COLORS 3 / 加藤直徳
¥2,750
特集: 大人になって見る行きたい学校の夢 第2号の「子どもの学校」特集とゆるやかにつながる学校特集後編。なぜ大人は学び続けるのかという根源的な問いに、正面から向き合うイシュー。
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MUEEN MAGAZINE vol.02
¥2,970
イラストレーター/デザイナー/DJ/・音楽ユニットOoveenなど多彩な表現活動を繰り広げる @Makiko yamamotoさんが親交のあるアーティストのみなさんとともにつくりあげたアートマガジン。 2019年の創刊号から5年の時を経てリリースされた今号は「地球」をテーマに23組様々なジャンルの作家さんが参加しています。 わたしたちにとって重要な課題と向き合い、アートを通してポジティブに発信したエネルギッシュかつやさしさあふれる素敵な1冊です◎ 立体物やイラスト、洋服、写真など表現方法はさまざまですが、アーティストみなさんの言葉がまっすぐ届いてきて作品から、そして哲学からじんわりとあたたかさが伝わってきます。
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会社と社会の読書会/畑中章宏、若林恵、山下正太郎、工藤咲希
¥1,980
そもそもわたしたちはいつから「社会に出る」ことを「会社に入る」ことだと思うようになったのでしょうか。 現代日本人の生活にあまりにも行き渡り、出世や勤勉さ、あるいは生活や欲望といった日々の考え方にも大きな影響を与えている「会社」とはいったい何なのでしょうか。 文具・オフィス家具メーカーコクヨが掲げる「自律協働社会」というありたい社会像を手がかりに、これからの社会を考える上で重要な指針となりうるテーマやキーワードを拾いあげ、探究するメディア「WORKSIGHT」が、民俗学者の畑中章宏さんを迎え、会社と社会をネタに、読み、考え、語り合った融通無碍な読書会を開催しました。本書は、『論語と算盤』『学問のすゝめ』から『ブルシット・ジョブ』、自己啓発から不倫まで、読書会で登場した246冊の本から「日本の会社」という謎に迫った1冊です。 人や経済状況によって日々変化してしまう、とらえどころのない「会社」を多面的に捉えて問いを続けるということが純粋におもしろく、会社にいるときに読んでいたら立ち回りが少し変わっていたかもなぁと考えたりしました。また、わたしの中で強くあった読書会のイメージ(1冊について語り合う方法、もしくは未読のものを持ち寄り読み紹介する方法など読書会のやり方も様々だと思いますが…)が打ち破られた感じがしました。多様なバックグラウンドを持った人たちが興味を持って選んだ本のタイトルはこれまた多種多様で、知識欲を掻き立てられ、問いが溢れ出していく。読書会ってこんなにクリエイティブな活動だったんだととても感動。読書会への興味がまた少し深まりました。
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共同体研究記/川崎光克
¥1,500
既存の社会システムに囚われず、共同体とその自治のあり方について研究・実践する川崎さん。共同体に参加して考えたことをまとめた旅の記録です。創刊号の本号は、インドの国際的な共同体であるオーロヴィルが特集。人々が共有する精神性、住人とニューカマー合わせると一万人以上にもなる人々の暮らし(なかには日本から移り住んだ方も!)持続可能な自治の仕組み、手仕事の趣のあるおおらかな建築が印象的な環境、政治と自治の衝突の歴史などをポイントに、資本主義を乗り越えるヒントを共同体からひもときます。 オーロヴィルの目指す理想とその精神性の深さを目の当たりにして、自身の考えの浅さにうちのめされますが、そもそも自分が何ができるとか何を知ってるとか、そういうことに囚われている時点でもう資本主義的な発想だと気づかされます。 川崎さんの素敵なイラストとDIY精神がビシビシ伝わる装丁!簡易な小冊子を道端で紐に吊るして販売されることから、「コルデル文学」(紐の文学)と呼ばれているブラジルの民衆文学のスタイルにインスパイア、簡易的に製本されています。細やかなこだわりがしびれる.....!本棚から飛び出させて、ぜひぶら下げて保管してみてください。
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NOTAS vol.01 AUTONOMIA〜エクアドルでみつけた自治
¥1,000
〈自治なる暮らしをつくるための備忘録〉 この本は、私たちが互いの思考を確認し合うためにつくり始めた共有ノートのようなものです。かつて心に引っかかった言葉やイメージ、内から湧き出た文章を、つなぎ合わせたりそのまま載せたりしています。 自分が暮らしていたい世界を、自分一人で目指すのではなくて、まずはここに寄稿する仲間たちと、そしてこの本を手に取ってくれたあなたと、一緒になって実現していくためのコミュニケーションツール。 今号のテーマは、AUTONOMIA。日本語で、自治です。自治という言葉は、「自ら治す」と書きますが、「自ら」が指す範囲は、どこまでだろうか。何を、どの範囲で、治して(治めて)いけば、理想の暮らしに辿り着けるのだろうか。 それぞれが南米大陸での生活で得た経験の中に、私たち日本人が手放してしまった「自治なる暮らし」のヒントがいくつも転がっていました。 私たちは、記憶を辿りながらそれらを拾い集め、雑誌にすることにしました。 今の自分たちが書いたことが、未来の自分たちの生活の道標となることを期待して。
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モンゴルのゲルから / 石戸諒
¥2,200
モンゴルの遊牧民が暮らす「ゲル」からみえる景色、ゲルから始まる旅についての写真と文章をまとめられています。 2022年から毎夏に訪れている遊牧民・オトゴーさんのゲルでの話、モンゴル最西部にある最高峰・フェイトゥンを目指す旅の話、ロシア国境付近に住むトゥバのトナカイ飼難民を訪ねた旅の話の3本立て。 旅といえどもゲルで過ごす時間は生活そのもの。遊牧民の柔軟な生活思考にうっとりしてしまいます。 雄大な景色の写真と、あたたかな人との交流に、読みながら爽やかな風が吹き抜ける、気持ちの良い一冊です◎◎