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たとえば恋の話ばかりになんてなりっこないから日記のことが好きだし
A5、34ページ、500円
発行:2025年4月
印刷:えんすい舎(@ensuisha)
タイトルなし、表紙の文章はまえがきのようなつもりで書きました
著者:食用菜っぱ
茨城県出身・在住。
ミスタードーナツで日記を書いて、本を作っています。
揺れるイヤリングと深夜のサービスエリアと、
使うときがいつまでも来なさそうなLINEスタンプが好き。
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私はずっと同じ話ばかりしている、と言うとき、私は何も変わっていないし何も果たせていないのに、気持ちばかりが落ち着いてくる不安に気づく。過去の自分にとって確かに大切だった考えごと、それが今年の自分にとってはそうでもない、という事実がやんわりとおそろしく、すこし残念な気持ちにもなる。
2025年2月から3月の日記をまとめた本です。
一年前の同じ季節の日記を混じえながら。
「変わらない」と言いつつ、すべての日付を取り払ったら何かが変わったことに気づくはずだと信じたいのかもしれない。
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2024年2月。
いまのあなたがどんな暮らしをして、何を考えているのか教えて、と声をかけてもらった。書きためた日記は、同じ季節を過ごした24人のひとの記録とともに『よい花はあとから』という本になりました。
「日差しがだんだんと暖かくなる、その一歩手前の、まだ空気がちょっとつめたい、春のすこし前。新しいことが始まるかもしれない。ちょっと不安だったり、わくわく、ざわざわ、そわそわするような。/いざ春がくると、ぶわっと押し流されてしまう、『春のすこし前』のことは、自分自身もいつの間にか忘れてしまうから」*
この気持ちが「いまのもの」であるうちに、
自分の春にとって餞になるような本をまたつくりたい、と思いました。
話し尽くされることのないものばかりを抱えながら、また季節はめぐって、今年の桜が咲いています。本を読んでくれた友だちのひとりが、まさしく春(この時期)に読むことに意味があると思った、という言葉をくれて、それがとてもうれしかった。私が特別早起きをしたように感じる朝にも、当然のようにもう活動を始めている人がいて、世間と自分とのずれにちょっと眩暈がしてしまう。
(4月13日・食用菜っぱ)
*アンソロジーzine『よい花はあとから』について
https://motion-gallery.net/projects/haruno-hanataba
『よい花はあとから』再販のお知らせ(25/04/06 更新)
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