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碇さんが、双子のライオン堂で開催した多和田葉子『雪の練習生』の連続読書会に参加した記録エッセイ。読書会を通して、難解な小説と格闘しながら、多様な人々との対話を通じて「わかる」ことの価値を問い直す、真摯でユーモラスな日々の記録です、わ
本書を通じて、読書会を追体験してもいいし、読書や小説との向き合い方を考えてもいい。そんな1冊です。
『本を読むようになってずいぶんの年月が経つのにもかかわらず、読書とというものに対する初心者気分がどうにも拭えない。
本に対してずっと他人行儀。読書の世界の中心にわたしはいない。そんな意味不明の疎外感を感じている。』(「少し長めの前日譚」より)
前作の「35歳からの反抗期入門」でもそうでしたが、碇さんのご著書は開いてから共感までのスピードが本当に早い。
今回も読書に対する姿勢や本好きと大きい声で言えないというもやもやに、(わかる!!!)とさっそく心を鷲掴みにされました。
お店で読書会をやったことがないのはこういう理由もあったりするわけで、全く公私混同ですが。(笑)
メンバーを変えながら進んでいく全6回の読書会。本の話だけでなく、最近見た映画や行った場所などカジュアルな自己紹介をしてからスタートしているからか、
どの回も参加された方がのびのびと発言されていて、読書会のハードルがぐっと下がったポイント。話しやすい場の作り方としてとても参考になります。
また、小説の「わかる/わからなさ」についてわからない気持ちを共有していく中で、碇さんが「わかる」という状態に問いを出しているところが印象的でした。
わたしも小説を読むのが得意ではなく、その理由が碇さんを通して言語化されたことにスッキリしましたし、おおらかな気持ちで小説と向き合う心構えができるようになった気がします。
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