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一日が長いと感じられる日が時々でもあるといい / 小沼理
¥1,980
日記を書くことは、日本で生きているゲイ男性の1人としての「アクティヴィズム」でもあった 人文系ライター・編集者の小沼理さんが、一緒に暮らす同性のパートナーとの日々や、新型コロナウイルス、東京オリンピック、元首相銃撃事件など、著しい社会変化の中で感じた迷い、怒り、喜び、苦しみを綴った3年間の日記をまとめた1冊です。 世の中で起こるニュースともに、たいてい言葉の波が立ち上がります。その波があまりにも大きい時、わたしはすぐに流されそうになってしまう。 小沼さんは自身が何を感じたか、丁寧に向き合い、その考えに至るまでのプロセスも日記の中できちんと伝えてくれます。 はっきりとした意志は伝わってきながらも、文体が柔らかいので押し付けがましさがなく、冷静さをもって自分の思考を広げられる。 (あの時、わたしは何をして、何を思っていたんだっけ)誰もが混沌としていた3年間を今ゆっくりと小沼さんと一緒に振り返ってみませんか。
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みんなもっと日記を書いて売ったらいいのに / 小沼理
¥1,320
SOLD OUT
"「今回もだめだった」という経験を繰り返すと、できないとか、自分に向いてないとか思うようになっていく。それは「はじめたからには続けなくちゃ」と思うからであり、世の中的になんとなく継続が美徳っぽい感じになっているからでもあるだろう。でも、そのせいで続かないことに後ろめたさを持ったり、もう一度はじめることに身構えたりしてしまうくらいなら、どんどん適当になったほうがいい。いつでも何回でもやめて、またいつでも何回でもはじめたらいい。" 個人が日記を書き、売る。その行為の先に何があるのか。日記を書くこと、そして売ること。ライター・編集者、小沼理による、日記にまつわるエッセイ集。細長いペーパーバックタイプの判型にこだわった、雑誌『つくづく』が刊行する"つくづくポケットライブラリー"のうちの一冊。 (2023年・つくづく)
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35歳からの反抗期入門 / 碇雪恵
¥1,210
他者との関わり、愛、性、フェミニズム、映画。碇さんが日常で見たもの、読んだもの、起こった出来事から思考し、時には迷いながらも突き進む姿はたくましく、やさしさとユーモアがあふれています。何度読んでも新しい発見や問いがうまれる1冊です◎ 「いつだって、人にやさしくしたり、やさしくされたりしたい。だけど、自分の想像の及ばない価値観を持つ他者に、やさしくなんてできるのだろうか。わたしは誰に対してやさしくしたり、されたりしたいのか。両親や兄弟にやさしくできない代わりに、誰かにやさしくすることで埋め合わせしたいのだろうか。」(本文より) 新しく付箋をした箇所。果てしなく続く「やさしさ」問答の沼に自らハマっていく。。。
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夫婦間における愛の適温 / 向坂くじら
¥1,870
「まずもって、あの夫というやつは臆病すぎる。合理的であるということを隠れ蓑に、ただ予期せぬものの訪れを怖がっているだけ。なんだい、なんだい、びびりやがって。くされチキンがよ。だいたい、すべて計画通りの毎日なんてつまらないじゃないか。(中略)そのくされチキンがある日、なんの前触れもなく急須を一式買って帰ってきた」(本文より) 向坂さんといえば、初小説『いなくなくならなくならないで』が第171回芥川賞候補作品にもなりました。 一番近い他人「夫」との暮らしが詩人ならではのリズミカルで緻密な言葉で綴られた散文集。 夫、友人との距離感、生徒さんとの会話の感じがとても直向きで、なるほどこれが愛かと。 人それぞれ形があるのはもちろんだけど、暮らしのヒントにしたくなる考え方が満載です。
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野中モモの「ZINE」小さなわたしのメディアを作る / 野中モモ
¥1,650
自らZINEを作り、探し、紹介してきたライターの野中モモさんがZINEの世界をまとめた「小さなわたしのメディアを作る」。自身の経験や同じくZINEのとりこになった人たちの声を伝えてくれる1冊。 日本各地でZINEのイベントが開催されるようになって、作品に触れる機会が増えること、出店する機会が増えることは喜ばしいことです!「好きを表現する」をずっと続けていくために、ZINEとは何か?そのおもしろさ・豊かさとは何か?改めていま考えてみませんか。
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土民生活流動書簡集(一) バックレ可(笑) / よしのももこ
¥1,600
ぐるぐる迷走していた首都での暮らしからバックレて、家族とともに離れ小島へ流れ着いた「わたし」は、トモエ学園、ルイス・ミショーのナショナル・メモリアル・アフリカン・ブックストア、大杉栄の「鎖工場」、中島正の自給農業、石川三四郎の土民生活などを日々の生活に織り込み、都会では起こりようもない出来事に振り回されながら、徐々に生きているを取り戻していきます。 「土民生活流動体」という署名の他には何の手がかりもないけれど、いつかの〝今〟に存在した「わたし」が書き残した手紙らしきもの。引き戸の奥で忘れ去られようとしていた紙の束と遭遇したももこさんは、50年後100年後の誰かのためにそれらを本に編み始めました。小説?エッセイ?書簡集?形式にとらわれない、まさにももこさんにしか書けない言葉、ももこさんにしか作れない世界が存分に味わえる1冊です。
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未整理な人類 / インべカヲリ★
¥2,310
路上の怪文書から、不幸の手紙まで。なぜ人は、理屈でわりきれないことに熱中するのか。鋭い観察眼とブラックな笑いで現代社会を斬る、異色ノンフィクション。 人間は一番のブラックボックスで、未整理なことだらけだ。となると、「止めたくても止められないもの」「なぜか分からないけど、そうなってしまったもの」「体が勝手に動いたもの」にこそ、人間の本質が現れるのではないか。とインべさんは問いを立て、人類の未整理な行動を突っついて、綺麗にまとめることもなく、放り投げてみようという試みた1冊です。 インべさんの視点は本当に面白くて、かつ語り口も爽快なので、興味をぐんぐんぐんと駆り立てられます。日頃抱いていたちょっとした違和感とか、世の中ではダメとされているけど共感できる部分もあるよね、といういったりきたりな気持ちをうまくまとめてくださっていてわたしはもう頷きが止まりません。こんな風に少し変わった角度から世の中を見る方法を教えてもらえると、街を歩いたりニュースを見たりするのが楽しくなります!
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野生の道具Vol.1「アフリカの手仕事」/ randonneur publication 小海響
¥1,500
『野生の道具』は効率重視の資本主義社会から少し距離を置き、世界各地の風土から生まれ、そこに根ざした手仕事の道具たちを追いかけていく雑誌。Vol.1はアフリカの手仕事の道具たちを見つめ、その周辺で活動する人たちを取材しました。 椅子、布、カゴ、首飾り、箒など美しい写真と、その道具の使われ方の説明3つの章立てで紹介されています。また、コートジボワールを旅した小海さんのエッセイ、シエラレオネ共和国でアフリカ布の商品開発・販売をしているNPO法人アラジンの下里さんへのインタビュー、 世界各地のローカルマーケットを紹介するコラムなどもあり盛り沢山の内容! 市場や街の様子がわかる写真からは、道具の日常の姿を見ることができてぐっと親近感が湧いてきます。
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茶酔叢書巻二 / 茶酔
¥3,000
熱茶を何煎も飲むことで、カフェインやミネラル、温熱効果などによって、リラックスしながら覚醒する現象 。『茶酔叢書』は、このお茶酔いを感じるためのZINEのシリーズです。 巻二のテーマは伝説と日常お茶にまつわる様々な逸話や身体感覚をマンガとコラムで紹介します。特に台湾茶とジャスミン茶にフォーカス。また、超初心者向けのガイド、マグカップで中国茶を美味しく煎れる方法や、略式の茶の生活記が掲載。超常的な茶の伝説から個人的な生活の茶まで、盛りだくさんの内容です。 しかも!アートチーム「最後の手段」による完全書き下ろしのマンガを掲載。宇宙人も地球人も宇宙生物も思念体も、みんなでお茶を囲み、お茶に酔う、中国茶SFマンガ。こんなの見たことない!
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茶酔叢書巻一 / 茶酔
¥3,000
熱茶を何煎も飲むことで、カフェインやミネラル、温熱効果などによって、リラックスしながら覚醒する現象 。『茶酔叢書』は、このお茶酔いを感じるためのZINEのシリーズです。 巻一のテーマは烏龍茶。中でも鳳凰単叢と岩茶にフォーカスしています。さらに、中国茶の煎れ方、お茶とは何か、基本的な中国茶器など、ベーシックな入門解説が掲載されています。 しかも!アートチーム「最後の手段」による完全書き下ろしのマンガを掲載。これがもう、とにかく最高なんです。。!宇宙人も地球人も宇宙生物も思念体も、みんなでお茶を囲み、お茶に酔う、中国茶SFマンガ。こんなの見たことない!
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親友マガジン「カンナちゃんと遊ちゃん」 / 親友ユニット カンナと遊
¥990
図Yカニナさん(ユニットのときはカンナさん)とイラストなどを手掛けるスイ・スイユーさん(遊ちゃん)による親友マガジン「カンナちゃんと遊ちゃん」。 2019年に出会い、意気投合して親友となった二人が、大人になっても親友ってできるんだ!という発見と喜びを、親友年表/思い出コラム/親友の紹介/親友トーク/交互に描いた親友漫画etc…にしたためた、親友という存在を楽しみ尽くす1冊です。 おふたりが楽しんで作られていることにこの雑誌の存在意義があります。これぞZINE!たまらないですよね。それぞれの想いが過不足なく交信されている様子が、決して当たり前でなく感動するのです。読み終わった後、無性に友達に会いたくなる。これからの出会いにわくわくする◎◎ ※表紙の「カンナちゃんと遊ちゃん」の文字色はランダムでのお届けになります
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石としてある / 本屋メガホン
¥1,650
色々な方のエッセイや小説、写真が1冊になった文芸誌。意味も定義も説明も証明も求められず、ただそこにあるものとして観測される文章や表現が集まるための場所として、だれにでもひらかれた存在として誕生しました。自分自身のあり方や立ち居振る舞いについて、説明を求められたり勝手に解釈されたりしやすい現代社会。他者からの一方的なまなざしやわかりやすいストーリーから遠く離れ、説明できなさ、や定義できなさを主体的に祝福し、曖昧で流動的な瞬間を記録して積み重ねていくような、そんな場所を目指しています。
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ミリの妄想絵日記 / 木川田みり
¥1,100
SOLD OUT
日常の些細な出来事や思いつきから膨らませた妄想を、絵日記風にレシートの裏紙に描きあげた作品集。オリジナルな一言とシュールなイラストがひと目みた瞬間虜になります。 どんなささくれた毎日も、ひとたび本を開いてみりさんと手を繋げば!面白い日々に変わるんだから不思議です。ぜひお気に入りの1ページを見つけてみてください。 (ミリの妄想絵日記Ⅱ、ミリの妄想絵日記Ⅲも販売中!)
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ミリの妄想絵日記Ⅱ / 木川田みり
¥1,100
日常の些細な出来事や思いつきから膨らませた妄想を、絵日記風にレシートの裏紙に描きあげた作品集。オリジナルな一言とシュールなイラストがひと目みた瞬間虜になります。 どんなささくれた毎日も、ひとたび本を開いてみりさんと手を繋げば!面白い日々に変わるんだから不思議です。ぜひお気に入りの1ページを見つけてみてください。 (ミリの妄想絵日記、ミリの妄想絵日記Ⅲも販売中!)
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ミリの妄想絵日記Ⅲ / 木川田みり
¥1,100
日常の些細な出来事や思いつきから膨らませた妄想を、絵日記風にレシートの裏紙に描きあげた作品集。オリジナルな一言とシュールなイラストがひと目みた瞬間虜になります。 どんなささくれた毎日も、ひとたび本を開いてみりさんと手を繋げば!面白い日々に変わるんだから不思議です。ぜひお気に入りの1ページを見つけてみてくださいね。 (ミリの妄想絵日記、ミリの妄想絵日記Ⅱも販売中!)
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サッド・バケーション/飯村大樹
¥990
エッセイ6本と過去の日記を4日分をおさめられた雑文集です。 自身の暴力性とかわいいもの、初めて展示と結婚式をやる意味、生きていると自然に湧いてきてしまう「さみしさ・悲しさ・むなしさ …」の感情についての記録。 鼻の奥がつんとして、自分の中にもあったさみしさ、もろさみたいなものが飯村さんの体験に、言葉に憑依して形取られていく感覚があります。 こんなに自分を曝け出して、文章でしか届けられない声を真摯に綴っているから、おどろくほど心が動く。 飯村さんの言葉を借りれるなら、さみしい気持ちも悪くないかもしれないと思わされる1冊です。 あの人に読んでみてほしいなぁ。そんな風に思う本って大事にしたいものです。
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Samepose / 鈴村温
¥1,650
イメージすると、うまくいく。 いろんなものに、なりきってみる。 春がきたら、丘の上で。 116匹の動物たちが、いろんなポーズをしています。彼らのポーズをまねて遊ぶのがこの本の楽しみどころ。自分ではないものに、なりきってみよう。右利きも左利きも本を持ってポーズがとれるよう両方から開ける本になっています。 眺めているだけでにやけてしまうイラスト。開くと自然と真似したくなるのが不思議◎ 贈り物にもぴったりです!(ラッピングご利用の際は備考欄でご指示ください)
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タイ kok 小瓶バッグ
¥970
タイのコックという湿地で自生する草で編まれたバッグ。 小瓶バッグという名前の通り小さい瓶を入れてお花をいけたり、 リップクリームなど小さくて迷子になりやすいものたちの収納に いかがでしょうか。 size:約W100xD20xH100(210)mm ※天然素材を使用したハンドメイド製品のため、仕上がりのサイズや形に個体差がございます。予めご了承ください。
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タイ kok 編み柄バッグ
¥1,650
タイのコックという湿地で自生する草で編まれたバッグ。文庫本入れてお出かけするのにぴったりのサイズ。 わたし(カバンの中で本が開いちゃって、表紙が折れて悲しい・・・)ってことがたびたびあります。単体で入れて出かければその特別感にきっと本も喜んでくれますよね。 スマホ収納はもちろん、ドライフラワーを入れて飾るのもおすすめです◎ size:約W230xD20xH140(330)mm ※天然素材を使用したハンドメイド製品のため、仕上がりのサイズや形に個体差がございます。予めご了承ください。
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タイ kok ボトルバッグ
¥1,650
タイのコックという湿地で自生する草で編まれたバッグ。文庫本入れてお出かけするのにぴったりのサイズ。 わたし(カバンの中で本が開いちゃって、表紙が折れて悲しい・・・)ってことがたびたびあります。単体で入れて出かければその特別感にきっと本も喜んでくれますよね。 水筒、スマホ収納はもちろん、ドライフラワーを入れて飾るのもおすすめです◎ size:約w150xD20xH180(430)mm ※天然素材を使用したハンドメイド製品のため、仕上がりのサイズや形に個体差がございます。予めご了承ください。
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細部に宿る / 梶谷いこ
¥1,650
傷だらけのステンレスボウル、まだ名前を知らなかった頃のナムルの味、エビと地理、「全人代」の茶杯、早起きして体を動かすことで得られるもの。コロナ禍に経験した隔離生活を経て、再発見された暮らしの細部への愛着。見過ごされがちな日常への鋭利な洞察によりすくい上げられる、息をするために必要な、最低限の営みを見つめ直す19編。 ひとつひとつのエピソードがフックになって、自分の思い出の輪郭が濃くなってくる。暮らしってこういう思い出の積み重ねなんだよな、と再認識しました。でもまたきっと忘れちゃうから、その時はまた本を開いて梶谷さんの目線を借りましょう!
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ヒッピーのはじまり/著 ヘレン・S・ペリー、訳 安倍大樹
¥2,970
「六七年初頭のヘイト・アシュベリーには博士号取得者もいたし中退者もいた。菜食主義者もいれば肉食者もいた。LSDに耽る若者もいれば、それを毛嫌いする者もいた。肌の色や宗教にかかわらず大量の人間が寄り集まっていた。肩を寄せ合って生活する、まるで集落生活だった。既存の価値観が塗り潰したものを新しく掬い上げようとしていた。六〇年代、世界中でこのムーブメントが動き始めていた。鬨の声を今でも私たちは若者たちの歌のなかに聴き取ることができる」――本文より 本当はヒッピーに憧れているすべての人へ はじまりの地で、はじまりの時からフラワー・チルドレンに混じり、観察を続けた女性人類学者による鮮烈な記録。 年表として、記憶として、伝承物語としてのヒッピーではなく、リアルな生き様を見せつけられる。わたしもこんな風にロマンティックに生きていきたい!
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ヒッピーの教科書 / スペクテイター編集部
¥1,980
2019年に刊行した『スペクテイター』44号所収のまんが記事「ヒッピーの歴史」が、ハードカバー仕様の単行本になりました。 1960年代にアメリカ社会を揺さぶったヒッピー・ムーヴメントのはじまりから現代への影響までを「学習まんが形式」で、わかりやすく解説。MAP・用語解説・文献ガイドなどの書きおろし記事を加えて再編集した永久保存版。 これまで、ヒッピーといえばファンションアイコン、ドラッグ、性の解放のイメージが強かったですが(個人的に)歴史を読み解いていくと、圧倒的なクリエイティブさに驚かされました。人生の指針に迷った時、選択肢として記憶に留めておきたい生き方のひとつかもしれない。
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フリースタイルな僧侶たちステッカーセット
¥500
フリーペーパー、フリースタイルな僧侶たち Vol.60「BIG LOVE特集」表紙のグラフィックと、 ロゴの、ステッカーセット。 (ご購入者さまにはフリースタイルな僧侶たち 最新号を同梱いたします) そもそも “フリースタイルな僧侶たち” とは・・・? フリースタイルな僧侶たちは、宗派を超えた 若いお坊さんが集まって創刊されたフリーペーパーです。 2024年8月に刊行15周年を迎えました。 毎号1万部以上、現在は年2回のペースで発行されています。 この雑誌を媒介に、お寺と街、そして宗教と文化の間に、 ゆるやかな関係が生まれてほしいと願っています。 (https://freemonk.net/about/) 毎号読み応えのある内容と、 洗練された紙面デザインが目を引きます。 ステッカーを買って応援しましょう!